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スーパーで買える素材でできる、最も簡単な塗装=オイルフィニッシュの方法

オイルフィニッシュは誰でも簡単に、しかも身近で手に入りやすい素材を使って行うことができます。今回は、オイルフィニッシュについて、ご紹介していきます。
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2016年10月1日更新 / DIY-navi編集部

無垢材を使って家具を作る時、迷うポイントの一つが「塗装」。「せっかく無垢材を使うのだから、木の温もりを感じたい。」そんな想いを持ってDIYされる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方におすすめな塗装方法が、オイルフィニッシュです。

オイルフィニッシュとは?

木の塗装には、オイルフィニッシュの他にも、ウレタン塗装、ラッカー塗装等の方法があります。

木材は、外気に合わせ呼吸をする生き物です。梅雨時期などの湿気の多い時には湿気を吸い、冬の乾燥する時期には湿気を吐き出してくれます。

DIYでよく使われるラッカー塗装や、アンティーク家具などで多く使われるウレタン塗装などは、木肌の上にプラスチックの塗膜を張るため、耐水性・耐摩耗性等の強度は強くなりますが、この「木の呼吸」を妨げてしまいます。さらに表面は塗膜面になるため、木本来の温もりのある触り心地も損なわれます。

それに対し、オイルフィニッシュは木材の表面にオイルを染み込ませることで、木材自体を強化する塗装方法です。そのため、「木の呼吸」を妨げず、触り心地も木本来の温もりを維持することができます。また、使用するオイルを選別すれば、植物由来の無添加の素材になるため、人工物であるプラスチックの塗装とは違い、環境にも体にも優しい塗装方法となります。

このようにメリットがたくさんあるオイルフィニッシュですが、デメリットももちろんあります。まずは強度です。他の塗装は上に塗膜面があるため、木材自体に傷が付きづらくなっています。反面、オイルフィニッシュの場合は表面が木材なので、傷は木材に直接つくことになります。また、木材に染み込んだオイルがおよそ半年〜1年ほどで乾ききってしまうため、定期的なメンテナンス、つまりオイルの塗り直しが必要となります。ただ、オイルフィニッシュは他の塗装と比べ、簡単に行うことができ、慣れれば15分ほどで作業完了することもできるので塗り直しも習慣にできれば大きな手間にはなりません。また、多少の傷であれば、塗り直しの際に表面を研磨しとってしまうこともできます。



この魅力たっぷりなオイルフィニッシュ、実はお近くのスーパーマーケットで買える素材で、誰でも簡単にできます。

これから、具体的なやり方をご紹介していきます。

用意するもの

オイルフィニッシュを行うために必要なものは、基本的に以下2つです。

①オイル

家具職人はオイル塗装専用油を使用しますが、実は家庭用の食用油でもオイル塗装専用油と同等の効果が得られる種類があります。その種類の油はスーパーマーケットで購入することができますが、全てが向いている訳でもないので、後述するオイルの種類を確認の上、用意してください。

②布(2〜3枚)

汚れやホコリを取り除く時、オイルを塗布する時、オイルを拭き取る時に布を使用します。布は綺麗で、自然素材のものを用意しましょう。自然素材と言っても、絹などの高級素材の必要はなく、スーパーマーケットで手に入る綿100%のふきんなどで大丈夫です。木材を痛めたり、シミやムラの原因になったりしますので、化学雑巾(表面に化学物質が塗布された雑巾)は使用しないでください。

向いているオイル/向いていないオイル

スーパーで売っている食用油にも、たくさんの種類があります。あまり一般的には知られていませんが、油には「乾性」「半乾性」「不乾性」という種類があります。

この中で、オイルフィニッシュに適しているのは「乾性」の油です。不乾性、半乾性の油ですと、塗装した表面が乾ききらず、ベタベタ感が残った状態が維持されてしまいます。



さて、その「乾性」油にはどのような種類があるのでしょうか。まず以下が、各種類の代表的な油の例です。



「乾性油」=オイルフィニッシュ向き:亜麻仁油、えごま油、紫蘇油、紅花油など

「半乾性油」=オイルフィニッシュ不向き:大豆油、ごま油、コーン油など

「不乾性油」=オイルフィニッシュ不向き:なたね油、オリーブ油、椿油など



この中でも、スーパーマーケットでも手に入りやすいのが、「亜麻仁油」と「荏胡麻油」です。この2種類、効果は変わらないので、できるだけ無添加に近い物を選び、用意すると良いでしょう。

購入する量の参考としては、オイル100gあたり900x900mmの天板を3〜4回分の塗装できる位です。

オイルと布が準備できたら、いよいよ塗装を開始です。

手順

より綺麗に仕上げるには。家具職人も使う上級編のオイルフィニッシュ

ここまでにご紹介した方法でも綺麗に仕上げることができますが、最後にもう一段階綺麗に、「プロ級」に仕上げる方法をご紹介します。この方法は実際に家具職人も行っているもので、より染み込みムラが少なく、さらに通常1回塗りだけだと起こりやすい、木材表面の毛羽立ちを防ぐことができます。

1.塗装する木材の表面を、240番のサンドペーパーで研磨します。

2.上述の手順1〜5の方法でオイルを塗布します。


3.塗装する木材の表面を、今度は400番のサンドペーパーで研磨します。


4.最後にもう一度、上述の手順1〜5の方法でオイルを塗布して完了です

このような方法で、身近にあるものでお手軽に、木の温もりを維持しながら強化するオイルフィニッシュを行うことができます。そして時々塗り直すことで、一生の間ずっと綺麗な状態を維持することができます。手間をかけ、塗り直す度に自分で作った大事な大事な家具に、より深い愛情を持つことができます。無垢材への想いを持った方の参考になれば幸いです。
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