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日本の美意識ともてなす心。蔵造のホテル「桝一客殿」

東京から新幹線で長野駅へ。長野電鉄に乗り換え、30分ほどで小布施の町に到着します。
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2016年5月2日更新 / DIY-navi編集部

景観保存に町ぐるみで取り組んでいる小布施町は、古くからの建物を残し、見事に統一された美しい町並みで、今や人気の観光地となっています。駅から徒歩10分ほどのところに、江戸時代の蔵を改造して作ったホテル「桝一客殿」があります。和モダンでスタイリッシュな造り。そしてその中に息づく日本のおもてなしの心。古き良き日本の心を受け継ぐ一方、新しい試みにも柔軟に取り組み、情報発信の場にもなっています。そんな蔵造のホテルをご紹介しましょう。

桝一客殿のコンセプト

「桝一」の創業は江戸時代と言われています。もともとは地元産物の貿易商社としてスタートした桝一が、酒造を始めたのは1705年のこと。物が行き交うところには自然と人が集まり、そして情報が集まってくる。「桝一」はそんな情報発信の場としても発展してきました。

当時遠くからやってくる客人を迎えたのは、「桝一」の本宅。客人をもてなすことは、主ばかりか家族、使用人にとっても、いわば“ハレの日”でした。それは今も昔も変わらず、今新たに人々の交歓の場を再現したい。17代目当主市村次夫社長のそんな思いから、所有していた蔵を改造し、桝一客殿をオープンさせました。「本来なら我が家にお泊りいただくべきですが……」との気持ちを込めた桝一客殿には、たくさんの感謝とおもてなしの心が詰まっています。

アメリカ人建築家の手により誕生した桝一客殿

桝一客殿は、アメリカ人建築家、ジョン・モーフォード氏のデザイン、設計により、2007年に誕生しました。全部で7つの蔵からなるこのホテルは、和のテイストを基本にした、モダンでスタイリッシュな造りが特徴。都会的でもあり、しかし小布施の町にも溶け込んだ建物は、隅々まで細かくデザインされたからこその、美しく力強い存在感を醸し出しています。

光と影の陰影が作る美しさ

桝一客殿の第一印象は、その光と影が織りなす陰影の美しさにあります。この建物はもともと蔵だったために、窓が少なく、自然光が入りにくい特徴を持っています。そこで、この特徴を生かし、間接照明を効果的に使った光の演出で、他にはない幻想的な空間を作り出すことに成功したのです。漆喰の壁と黒い梁が映える陰影の妙は、思わず息を飲むほどの美しさです。

情報発信の場として

江戸時代から、人々の交歓の場、情報発信の場としての役割を担ってきた桝一の歴史は、今もなお継承されています。ビジネスマンの社内研修や会議、海外学生のサマースクール開催など、小布施の町と共に、人を呼ぶ取り組みにも積極的です。これからは、大都市だけではく、小さな町からも新しい情報が世界へ発信されていくのかもしれない。そんな予感さえ生まれます。



地方の小さな町の1軒のホテル。しかしそれだけにとどまらない、桝一客殿の美意識と熱意、そしてもてなす心は、私たちの胸にぐんと迫るものがあります。ゆっくり寛ぐ大人の旅路の途中で、ぜひ立ち寄ってみたいホテルです。
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