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家だけじゃなく村まで!?オープンソースとDIYの未来

設計図をインターネット上で無料に公開し、誰でもダウンロードすることができるものにするオープンソース。DIYの設計図というと家具などを思い浮かべますが、本記事ではそれよりも規模の大きい住宅や村をオープンソース化してつくるという試みを紹介します。
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2016年4月16日更新 / DIY-navi編集部

オープンソースとCNC

オープンソースとして公開されている図面をダウンロードし、その図面通りに家具などを作るのが、従来の利用方法でした。近年注目されている3DプリンターやCNCを導入することで、オープンソースデザインは、より力を発揮します。CNCはコンピューター数値制御(Computer Numerical Control)の略称です。

3Dプリンターは樹脂などの粉末素材を固めて立体を成形します。それに対して、CNCは彫刻のように、塊の素材を削っていく成形方法です。彫刻は人間の手で形づくりますが、CNCは元となる設計図をパソコンで描き、それを電子信号として自動で加工が出来るように製作された機械(CNC工作機械)に送信することで、その機械が自動的に成形してくれます。そのため、木材の加工や金属の加工にはCNCの方が有利です。さらに、価格の面でもCNCは3Dプリンターよりも消費者に優しく、これからの可能性に注目が集まります。

図面をダウンロードして家づくり

オープンソースとCNCを活用して、DIYで家をつくろうというプロジェクトがwikihouseです。

wikihouse  http://www.wikihouse.cc/

wikihouseはイギリスの若手建築家によって立ち上げられました。そのコンセプトは“誰でもデザインすることと、登録された図面の中から好きなものをダウンロードすることを可能にし、それをCNCでプリントアウトし、最小限の技術で家を組み立てることができる”というものです。現在ダウンロード可能な登録された図面は30ほどで、その中から好きなものをダウンロードすることができます。もちろんオープンソースなので、それらの図面を改良して登録することも可能です。

まだアイデアの実現にはいたっておらず、出資者を募っています。興味のある方は、ホームページを覗いてみてはいかがでしょう?

オープンソースで村づくりも!?

Open Surce Ecologyが提案するのは、オープンソースを活用して、村を興そう! というものです。

Open Surce Ecology  http://opensourceecology.org/

ただの村ではなく、エコビレッジというところがミソですね。村で生活するための必要最低限の家だけでなく、農業をするための機械などエコビレッジを興すために必要な機械の図面も公開しています。例えば、トラクターやコンバインなど農業に必須な機械から、自動レンガ製造機や風力発電機などがあります。それらの機械が、いかに既製品より安価で地球に優しいかというデータも公開しています。こちらのサイトで公開されている図面は、作りあげるのにかなり高度な技術が必要ですが、DIY玄人の皆さんは一見の価値アリです!

オープンソースとDIYの未来

このように、オープンソースやCNC、3Dプリンターなどの新しい技術はデザイナーや建築家の新しい活躍の場を生み出しつつあります。まだ、世間での知名度や需要は限られたものにすぎませんが、少しずつ、オープンソースデザインを目にする機会が増えつつあるのは確かです。

一方で、3Dプリンターなどの簡単にモノづくりが出来る機械が一般的になってしまうと、職人と呼ばれるモノづくりのプロの活躍の場が減少してしまうのでは、という危惧もあります。まだまだ機械の技術が鍛錬された職人の技術に及ばないのが現状ですが、近い未来にその力関係が逆転する日が来るかもしれません。

DIYでできることは自分で。できないことは職人の手で。新しい技術と伝統的な職人技術が、賢く共存する未来を築く取り組みも、今後の重要となってくるでしょう。
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